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新装版 箱根の坂(下) (講談社文庫)

, 司馬 遼太郎

によって 司馬 遼太郎
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内容紹介 新装版 司馬遼太郎の名作 関東制覇を目指して、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにその時、戦国の幕が切って落とされたのである。伝統的教養と近代的領国経営法で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲の一生を描いた傑作長編小説完結。 内容(「BOOK」データベースより) 関東制覇を目指して、先ず伊豆を切り取った早雲は、越えがたい箱根の坂を越えて、ついに小田原攻略に成功した。まさにその時、戦国の幕が切って落とされたのである。伝統的教養と近代的領国経営法で関東の覇者となり、治世の理想を実現させ、歴史を変えていった男、北条早雲の一生を描いた傑作長編小説完結。 商品の説明をすべて表示する
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上中下巻の下巻の読後感です。下巻では、新九郎は早雲、宗瑞となり、年齢もとうとう60代。伊豆を取ろう。伊豆が得たい。とは、早雲の意志です。果たして早雲の作戦とは、「足利政知の寿命はいかに?」であり、「伊豆は無主になる。」とは、何とも気が長い。同じ年代の政知の死を待っているのです。一体全体、何の根拠があって相手の死を待つのでしょう。みずからは死なない、不死身であると思っていたのでしょうか。「死なば、そこまでの運命よ。」すべてがそんな決意で、国人のためを思う。その信念を貫き通す。その信念が、一貫した我慢であり、忍耐に結び付いたのでしょうか。足利政知を殺した茶々丸討伐の際に、いつ?と聞かれて、「天地人を見て決めるのよ。」とは、早雲の言葉。一事が万事その調子です。そして、「茶々丸殿を討ち奉る。」の言葉とともに、激烈熾烈を極める戦国時代の幕が開けた。とは、司馬遼太郎の言葉です。伊豆を得た早雲はまたも待ちます。その後、上杉定正の戦いに参戦。無念にも定正の不慮の死に、後退するが、甲州遠征には、すでに小田原が視野に入る。戦国武将として、知略、武勇を蓄えて、のぞむは大森氏。大森藤頼を攻める。この奇襲は、完全に戦国時代。準備は長く、攻めるは短く。小田原攻略を果たした早雲の視野には、三浦氏攻略が入ってきます。毎年の収穫期に、麦を奪いに攻め入る三浦氏に対して、籠城すること十七年。「いくさに勝つには潮がある。わしはそれを待っている。」とは、これまた早雲。時を待ち、時が熟するのを八十一歳まで待てるのでしょうか。追い込んだ三浦義同を、遊ばせること何と四年。小田原、三浦半島を制した早雲、何とこのとき八十五歳。「民がもと」言い続けた早雲は、わしが時代を変えるのだ。と、叫び続けた85年は、本当に長かった。戦国時代の幕開けを告げた早雲は、意外にも忍耐の人だったのです。何度も同じ説明が入る。力を入れて説明した家臣たちの活躍は薄く、やや冗長な感じが避けられませんが、全体としては、まとまっていて、かなり創作の部分が多かったとはいえ、戦国の幕開けを、早雲を通じて描いた。いや、早雲という人物を乱世の中の真の民主主義の主張者として位置付けた。そんな全体像に結論しているように思います。おそらく司馬遼太郎晩年の作品だと思いますが、ある意味お勧めです。85点かな。

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